勝者のメンタリティ

勝者のメンタリティ
サッカー専門紙エルゴラッソに掲載されていた先週末の ガンバ大阪VSFC東京の試合後の ガンバ大阪 MF遠藤選手のコメントは興味深いものでした。

「チャンスはたくさん作ったので問題ない。 あとはゴールを決めるだけ」

試合はご存知の通り、1:1のドローで、これによりガンバ優勝の可能性が限りなく低くなった試合です。 遠藤選手の言う あとはゴールだけ というのは、決定的チャンスを外し続けたバレー選手へ向けて「MFはきちんとチャンスを作ったのに決めないFWが悪い」と言っているように感じます。
浦和にも 今季FWがミスをして重要な試合に勝てなかったことがありました。 ワシントン選手がPKを2回連続で外した試合など、PK以外でも浦和のFWは外しまくっていたような気がします。 そんな試合の後、浦和のある選手は、「ワシンは今日は決めてくれなかったけど 今まで散々ワシントンに助けられているから今日は仕方がない、次からきちっと勝っていきます」とコメントしていました。 しかも、一人の選手だけではなく 皆が同じようなコメントをしていたのです。
一見、傷の舐めあいでユルイ雰囲気と思うかも知れませんが、試合中、浦和の選手達はチーム内でミスがあったりすると、それこそ鬼のような形相で喧嘩寸前の状態で「戦術等の再確認」をやっています。 しかし、試合が終わってしまえば、個人や他のポジションの批判などは一切言わずに、淡々とチームとしての反省点を述べ、そして、大きなミスをした選手に対しては「今日は仕方ない、次からがんばってもらう」みたいなコメントを残します。 恐らく、試合後のミーティングなどでは また喧々囂々とお互いに主張しあっているかも知れませんが、それは全て、次の試合に勝つためにやっていることであって、負け試合の責任の擦り付け合いでは決して無いということだと思います。
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「次の試合に勝つために全てを準備する」
「全てをチームとしてトータルで考え、栄誉や責任を個人に振らない」
「自分たちではどうしようもないこと(厳しい日程やピッチコンディション等)には一切文句を言わない」
「勝った日は、いろんな役割の人達に感謝する」
「相手チームを常にリスペクトする」
そして
「今自分の出来ることを100%実行する」
これが勝者のメンタリティなのでしょう。
浦和レッズは、試合前、試合中は徹底的に自らに厳しく、試合後は「前向きに反省する」ということの繰り返しでチームの結束を強固にし、勝者のメンテリティを醸成していったのではないでしょうか。
ガンバ大阪は、とてもきれいなサッカーをして、ツボにはまると強大な破壊力を持っているチームですが、重要な試合で本来のパフォーマンスが出ない場合が多いのは、チームとしてのメンタリティの差なのではないかと思います。
サッカーは、不確実性の多い競技ですので、あと2試合でどう転ぶかはわかりませんが、Jの優勝がどうなるかは別にして、今年のACL、Jリーグ、A3、ナビスコという過密日程の中で勝ち進んだことによって浦和レッズが得た「勝者のメンタリティ」というのはどうんなものであるのか、じっくりと味わいたいと思います。
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この勝者のメンタリティというのは、サッカーだけでなく あらゆる面で共通すると思います。 なかなかこんな境地には達せられませんが。。。。

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