Mrs. Robinson

  今日は仕事を定時で終わって 例の気功の先生のところに行ってきた。
場所は 淀 というところだ。 京都競馬場のあるところと言えば大体の人は「ふーーん」と応える 普通の人にとってはどうでも良い場所だ。 私も気功の先生のところにいくまではどうでもよかった。
  滋賀県からは JR琵琶湖線で京都まで出て、JR奈良線で隣の 東福寺へ。 そして京阪電車の鈍行に乗り換えて あとは淀まで25分。 
  道中は暇なのでだいたいはipodで音楽を聴いている。
 
  今日は、先週末のバンドの練習のときにドラマーの方がロリーギャラガーの大ファンであるということがわかり、Tatooed Ladyの話でひとしきり盛り上がったので、最初は ロリーギャラガーを聴いた。JR琵琶湖線に乗りながら38年前のアイリッシュロックを聴いている奴なんてまぁいないだろうな などと思いながら泣きのギターフレーズ、もう何千回も聴いたギターソロを反芻していた。
 JR奈良線に乗り換えるとき、ロックの流れで RainbowのDown to the earthを選んだ。レインボーは5年に一回ぐらしか聴かないのに何故ipodに入っているのか理解不能だったが、こういうときがあるから入れておくのだろう。京阪に乗り換えてからもレインボーは続く。 京阪の車内は下町のイメージなので大好きだ。 下町をのんびりと走る鈍行電車の中でレインボーの小気味良いギターのリフを聴いている奴は他には絶対にいないだろうな などと思いながら暗くなりかけた町並みをぼんやりと眺める。
 電車は丹波橋に着いた。 乗っている電車は鈍行の淀行きだ。 終点で降りるわけだ。 丹波橋で一気に客が減った。同じ車両に客は数人しか乗っていない。 同時にレインボーの曲が終わったので、今度はサイモンとガーファンクルを選んだ。 特に聴きたかった訳ではないが指が勝手に選曲したような気がした。  
   
 一曲目は Mrs.Robinson。 何千回も聴いたギターのイントロだ。 もうすぐ終点のガラガラの鈍行列車の中で Mrs.Robinsonなんて聴いている奴は他には絶対にいないだろうな などと思いながら ふと車内に目をやると、同じ車両に乗っていた少年がこちらに歩いてくる。 小学校高学年ぐらいの端正な顔立ちで頭が良さそうな少年だ。 こちらへ歩いてきて、私の前で止まった。 
 少年は 風貌からは想像もつかない低い声でこう言った。
「おじさん サイモンとガーファンクルって知ってる?」
 私が 呆然としていると 少年はニヤリと笑った。
 というのはウソで、何もないまま終点に到着。
 駅から徒歩で15分。 気功の先生のところにやっとたどり着き、まず気を入れてもらう。 そしてその後、小周天を30分ほど行った。
 先生曰く、「だいぶ気が出てきていますよ。 指の先からもほら」
 と言って 私の指先を指差します。 でも私には見えませんorz
 「えぇ? 見えないんですけど。。。」
 まぁ 気は出ているらしいし、まぁいいか。。。。。
 帰路では、毎回 鬼束ちひろ を聴きながら電車に乗る。 気功の後に何故か聴きたくなる不思議なアーチストだ。 そして、そのときに 鬼束ちひろ を聴いている人が日本全国で何人もいることは間違いないだろう。
 まぁ確かめようがないけどね。 確かめようがないけれど絶対にそうだ と思われる事象の一つとして憶えておこう。
 高校生のとき、朝の通学の電車で景色を見ながら、今 この瞬間に射精している奴は15,321人いるはずだ。 などと思いませんでしたか?
 
 

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