スタインウェイ 戦争

スタインウェイ 戦争

スタインウェイ 戦争 という本(新書)を図書館で読みました。

 丁度戦後から20世紀の終わりまで、Steinway(ハンブルグ)の販売を独占していた松尾楽器(本では松葉楽器と表現されている)が、NewYork Steinwayを松尾楽器を通さずに日本に入れようとした高木裕氏を徹底的に邪魔をして、なんやかんやで公正取引委員会から排除勧告が出され、最終的 にSteinway本社が出資したSteinway Japanが出来て松尾楽器は独占販売権を剥奪され現在に至る という内容です。

 この本の中では、松尾楽器が超悪者に描かれていて全てを鵜呑みにはできないですが、高木氏が調律師ということもあり、大変興味深いことがたくさん書かれていました。

   21世紀の現代社会では、New York Steinwayも市民権を獲得していますが、それまでは、地域別の営業施策により日本にはハンブルグ製しか入ってこなかった、しかも一社独占でバカ高いものを買わされていた ということも知りませんでした。

 また、本書では、Hamburg Steinwayも若干貶され気味(NewYorkの方が素晴らしいという論調)でハンブルグ製を所有する身としては居心地があまり良く無いですが、まぁ、1970年代以降品質が悪くなったと書いてあるので1957年はセーフだなとかしょーもないことばかり頭に浮かんできました。。。

 ちょど20年前くらいの話なので、現役のベテランSteinway 調律師の皆さんもきっとこの醜い争いに巻き込まれていたのではないかと思います。 夏の終わりころに調律の予定なので、担当の調律師さんにちょっと話を振ってみようかなと思います(案外禁句だったりして。。。。)


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