カテゴリー: 書籍

吉田篤弘/圏外へ

圏外へ
吉田篤弘/圏外へ

全585ページ、読み終えました!! 長かった〜!! 約ひと月。 本のボロボロさ加減がその長さを表しています。

長かった と書くと、面白くもないのに我慢して読んでいたというような印象を持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、そうではなくて、とても面白いのですが、読むのに時間がかかったということなのです。

普通は、面白い小説だと一気呵成に読み切ってしまいますが、「圏外へ」は何故か一気にには読み進めなかったのです。 往復2Hの通勤電車で読むことが多かったということもありますが、この小説が持つ独特の構成が一気に読み込めない雰囲気を作っていたのではないかと今更ながら思います。

 とにかく、人に内容を伝えにくい小説のNo.1なのではないでしょうか。小説家が自分の書いた小説の中に入り込んでいってしまい、、、という内容なのですが、最後には、現実とは何なのかということを突きつけられる、、そんな感じです。 それと、言葉についてとても軽妙且つ深々と描いていらっしゃって、言葉って面白いんだということを再認識させてくれました。

 歌詞をうまく表現できなくて次のステージにいけない私にとって、とても意味のある小説をある意味ベストタイミングで読ませて頂いたという感じです。

吉田篤弘の 針がとぶ (Goodbye PorkPie Hat)

吉田篤弘の 針がとぶ (Goodbye PorkPie Hat)

今年から小説を読むことにした。 

小説は20歳代の頃までは毎週2〜3冊の小説を読んでいたはずが、ここ数十年は読む活字と言えば、解説本とかHow toとかネットの戯れ言とかそんなものばかりで 「小説は読んでる暇無し」という意識にとらわれていたから。

歌詞の解説書(ほらこれも解説書)には、小説を読むのが大事だよーー と書いてあったので、歌詞をかくために今年から小説をまた読み始めた。

そして、今日、今年何冊目かの小説、吉田篤弘の 針がとぶ で小説の面白さを再認識。 短編の小宇宙感が半端ない。 そして短編一つ一つが実はふんわりとつながっていた。美しい言葉もたくさん発見した。

もう解説本とか経済書とか読んでるヒマねぇーし!!!

また、副題 の Goodbye Pokpie hat は Joni Micthellが同名の曲を歌っているのですが、バックが不思議なフリーちっくなJazzです。ジャコパス、ハービーハンコック、ウェインショーターetc 凄いバックミュージシャン!!  

まさに、この本=現代のファンタジー  にぴったりの曲です。

この曲をBGMにこの本是非読んでくださいね〜