車上強盗に注意!

最近、いままで日本では見られなかった犯罪が増えているらしい。
信号待ちをしているクルマの助手席を開けて助手席においてあるバック等を強奪するというもの。
この手の犯罪は ブラジルやアフリカでは一般的で、ブラジルの主要都市では、赤信号でも止まらずに左右をよくみて信号無視することを推奨しているぐらい普通の出来事になっているようです。
ちょうど ここ(外務省海外安全情報) にブラジルに関する注意喚起が掲載されています。
その一部を抜粋すると、

(1)渡航者全般向けの注意事項
 (イ)日本人の被害状況としては、空港、バスターミナル及びホテルでの
   置き引き、地下鉄やバス内でのスリやひったくり、歩行中における強
   盗・恐喝事件、車両運転中の交差点信号での一時停車中における銃器
   を使用した強盗事件等が発生しているため注意が必要です。
    また、特に、日本人・日系人が国際空港及び国内空港から市内に向
   かう道路上や目的地到着直後に襲撃される強盗事件が頻発しています
   ので十分注意してください。なお、この類の事件が頻発していること
   を知っている日本人がグァルーリョス国際空港からの帰路において再
   三後方に注意し、尾行されていないことを確認してから自宅前の路上
   にタクシーを止め料金の精算を行っていたところを、前方からのバイ
   クに襲撃されるという事件も発生していますので、尾行されていなく
   ても周囲をよく確認し、安全な場所でタクシーから下車するよう心掛
   ける必要があります。
 (ロ)万一、強盗事件に遭遇した場合は、絶対に抵抗せず冷静に行動する
   ことが肝要です。犯人がけん銃等の銃器を携帯していることを常に念
   頭に置いて、反撃することなく、ゆっくりとした動作で行動する必要
   があります。例えば「金を出せ。」と言われた場合に、慌てて財布の
   入っているカバンに手を入れて探したり、ポケットなどに手を入れた
   りすると、犯人からは抵抗する仕草や、武器を探している動きと勘違
   いされて、負傷させられたり、生命にかかわる事態になることもあり
   ますので、落ち着くように心掛けて、決して慌てて動かないことが大
   切です。また、犯人を不要に刺激しないよう、なるべく犯人の顔を見
   ないようにすることも重要です。
 (ハ)横行しているマヤク犯罪に巻き込まれる危険もあります。滞在及び出
   入国の際は、見知らぬ者から安易に荷物やカバン等を預かったり、携
   行を引き受けたりしないよう注意してください。また、日本国内のマヤク
   組織の関係者が、「マヤクの運び屋」に利用する目的で、旅費を全額
   負担する等と話を持ちかけ、外国で手配したマヤクの入った荷物やカバ
   ンを日本に持ち帰るよう依頼することも考えられますので、このよう
   な依頼は断じて拒否してください。ブラジルでは、「友人に頼まれ
   た」、「知らなかった」と抗弁しても、マヤクの携行が発覚した場合に
   は、5年以上の実刑判決を受けることになります。実際に、日本人旅
   行者が身に覚えのないマヤク所持の罪で服役した例もありますので、絶
   対に他人の荷物は携行しないよう心掛けてください。
 (ニ)ほとんどのファベーラ(スラム街)はマヤク密売の拠点となってお
   り、同所及びその周辺では麻ヤク密売組織間の抗争に伴う銃撃戦が頻発
   することから、決して立ち入らないでください。また同地域を対象と
   した観光ツアーも一部旅行会社等で企画されているようですが、参加
   は見合わせてください。
 (ホ)リオデジャネイロ州では路線バス内での強盗や放火事件が多発して
   おり、市内を移動する際にはタクシーの方が安全と言われています。
   ただし、タクシーを利用する際は、流しのタクシーではなく、ラジオ
   タクシー(前払制)やタクシー乗り場やホテルに待機している法人タ
   クシーを利用するようお勧めします。また、タクシーに乗車する際に
   は、手荷物をトランク又は足下に置くなどして、外部から見えないよ
   うにする等の注意が必要です。
 (ヘ)夜間の不要不急の外出(特に単独での)はできるだけ避けてくださ
   い。また、夜間に自動車を運転する場合にも、単独での運転は極力避
   けてください。
 (ト)クレジットカード等の詐欺事件が多発していますので、キャッシュ
   カードやクレジットカード等の使用に際しては注意する必要がありま
   す。犯罪の手口としては、クレジットカードを使って買い物をする際
   に、店側がカードのデータを不正取得し、その情報を基にカードを偽
   造する方法です。
 (チ)ホテルの貴重品ボックスも、安全であるとは言い切れません。貴重
   品を預ける場合は、その内容をホテルの従業員とともに確認し、引き
   取る際にも必ず確認してください。一定時間が経過した後でのクレー
   ムは拒否されますので、不審な点があればその場でクレームするよう
   にしてください。
 (リ)2006年以降、振り込め詐欺に遭ったとの報告が急増しています。犯
   人は、日本人及び日系人をターゲットとして、巧みに個人情報を聞き
   出して犯行に及ぶため、見知らぬ者から電話等で連絡があった場合
   は、十分な注意と警戒が必要です。また、収容所等からコレクトコー
   ルで試みられる振り込め詐欺や偽装誘拐事件も多発していることか
   ら、覚えのないコレクトコールには応じないようお勧めします。
(2)観光旅行者向けの注意事項
   南米を一人旅する観光客の被害が増加していますので、信頼できる旅
  行会社が主催するツアー等への参加をお勧めします。仮に、一人旅をす
  る場合は、ある程度現地の言葉を習得し、現地事情等を十分調ベた上で
  出発するようにしてください。特に、リオデジャネイロでの留意点は次
  のとおりです。
 (イ)空港からホテル等への移動中の旅行者を狙ったけん銃使用の強盗事
   件が多発しています。特に、旅行者が乗っている車両に乗り込み、車
   両ごと被害者を拉致して金銭を強奪した後に、貧民窟近くで解放する
   という事例も発生していますので、車両での移動の際も不審者の有無
   を確認する等、周囲に十分注意してください。
 (ロ)タクシーが目的地に到着後、紙幣で支払うと、それを安い紙幣とす
   り替え、「足りない。」と言ってさらに金銭を要求してくる悪質な運
   転手が存在しますので、注意してください。
 (ハ)三つ星未満のホテルで宿泊客に対する盗難事件が多発していますの
   で、宿泊に際しては、できるだけ安全面のしっかりした三つ星以上の
   ホテルを選択してください。
 (ニ)銀行から出た直後を狙ったけん銃使用の強盗事件が多発していま
   す。銀行で一度に多額の現金を引き出すことは避け、また、銀行から
   出た際には、周囲に十分注意し、不審な人物が後をつけてくるようで
   あれば、安全な場所へ避難して様子を見てください。
 (ホ)コパカバーナ、レブロン、イパネマの各海岸は、観光客に対する強
   盗事件が昼夜を問わず多発していますので、十分注意してください。
   それに加え、ひったくりや置き引き事件も数多く発生していますの
   で、海辺に行く際には多額の現金や腕時計等の貴重品及びパスポート
   は携行しないようにしてください。現地の警察では、パスポートのコ
   ピーを携行するよう呼び掛けています。
 (ヘ)コパカバーナ海岸は波打ち際が道路から死角となり、早朝、夕暮れ
   及び夜間に行くことは強盗被害に遭う可能性が極めて高いので避けて
   ください。また、日中であっても集団強盗事件が多発しているため、
   周囲に十分注意し、異変に気づいたらホテルやレストラン等の安全な
   場所に避難してください。
 (ト)コルコバードの丘(キリスト像)へ至る登山道では、けん銃使用の
   強盗事件が多発していますので、なるべく登山電車を利用してくださ
   い。特に、徒歩での登山は大変危険で、過去に観光客が強盗に射殺さ
   れた事件が発生しています。また、同所への案内と称し、法外な値段
   でガイドを請負う違法業者が登山道入口や登山鉄道駅周辺にたむろ
   し、観光客を中心にしつこく勧誘していますので注意してください。
 (チ)セントロ地区のバスターミナル内では、親しげに声を掛けてくるブ
   ラジル人の男から言葉巧みに勧められた清涼飲料水を飲んだ旅行者が
   意識を失い、所持していたパスポートや現金を強奪される事件が起き
   ています。見知らぬ者から飲み物等を勧められても絶対に受け取らな
   いよう注意してください。
 (リ)サンタ・テレーザの路面電車では、外国人等観光客に対する強盗事
   件が多発していることからこの路面電車の利用は控えてください。
 (ヌ)万一、被害に遭ったら、英語が通じるDEAT(ツーリスト・ポリス、
   住所 Rua Humberto de Campos, 315 Leblon RJ, 電話番号:
   2511-5122、3399-7170)へ被害届を提出するとともに、必要であれば
   写しを受領してください。

注意事項が イ からはじまって ヌ まであるとは。。。。
日本人には これまで、こんなことをする発想はまったくなかったのですが、不況に突入して 海外の犯罪を輸入するまでになってしまったのか と、憂鬱な気分にさせられます。 これから、経済の状況はますます悪くなっていくでしょうから、外国籍の方々や派遣で働いていた方々の職が失われ、正社員の雇用すら危ないと思われるので この手の犯罪はどんどん増えていくのではないかと思います。 今は まだ窃盗だけの被害ですが、そのうち、ブラジル国内のように、短期型誘拐とか銃器を使った強盗とか、タクシーを追跡されて降りたところを狙われるとか そんな時代がやってくるかもしれません。
なにせ、日本人は 国内でまさかそんなことをされるとは夢にも思っていないでしょうから、ドアロックをしていない人は多いんじゃないかと思います。 私もロックしていなかった人の一人ですが、これからはきちんとロックしようと思います。
たまにしか記事をかかないのに たまに書く記事がこんな記事ばかりで申し訳ありません。。。

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