サラダ農法という農業のやり方があります。
ドラクエのダンジョンのような複雑な構成になっていて読みにくいこと甚だしいのですが、内容は非常に説得力があるので必死になって読んでいます。 しかもちょっと難しいので 何度も読み返さないとわからないんだよなぁ。 現時点で、まだ3割も理解できていませんしね。
サラダ農法というのは、慣行農法や従来の自然農法の考え方を根本から覆す考え方がベースになっています。
基本的な考え方とは、
・野菜に限らず植物は何もしないでも(肥料や農薬をまかないでも)きちんと育つものである。
・何故、人間が何も施さないでも育つのか? そのキーとなるのが 微生物 である。
・微生物が植物の栄養分となる窒素・炭素を作り出し植物に供給するからわざわざ肥料を施す必要はない。
まぁ、こんな感じ。
で、従来からの考え方である「植物の養分として肥料を与える」ことの有害性を説いています。
素人が考えると、微生物がいて、更に養分として肥料を与えればもっと良く育つのでは?と思ってしまいますがそうではないらしい。
・肥料を土に与えると、炭素/窒素のバランスが崩れたり、腐食化してしまって、微生物が生存できない環境になってしまい、微生物が土からいなくなる。
・微生物がいなくなっても肥料があるから植物は育つが、炭素/窒素のバランスが崩れたり、腐敗化が進んでしまって健康状態の悪い植物が育つ。
・そうすると、それを虫や病原菌が食べに来る。
・虫や病原菌は、健康状態の悪い植物を食べて、劣化した遺伝子を残さない為に存在しているらしい。(なるほど)
・だから健康な植物には虫も病気も寄り付かない。
逆に、肥料を与えずに、微生物が快適に繁殖できる環境を作れれば植物は勝手に育つし、虫もつかない。
サラダ農法でも、畑にいろいろと施しますが、それは植物への養分としてではなく、微生物の食べ物として与えるものであるとのこと。
しかし、微生物の食べ物として与えたつもりが、植物への養分になってしまったり、腐ってしまったりすると拙いらしい。
そこらへんが難しい部分ではないでしょうか。
ということで、今我々が普通に食べている野菜は、不健康で死にそうなものを農薬と肥料漬けでなんとか生き延びさせてそれを人間が食べているのだという。
なるほどなぁ? というのが私の感想で、おそらく、この考え方は真理なのだと思いました。
これが真理であるという前提で、農作業に取り組んでいきたいと思います。
メッセージ