ベーゼンドルファーインペリアルの弾き心地

こんばんは、Ogataです。ピアノの話です。

一年前の話になりますが、Bösendorfer Imperial という大変高価なピアノをライプで弾かせて頂いたことがあります。

場所は、京都のJR嵐山駅横の鉄道博物館。何故鉄道博物館?? と思われるでしょうが、鉄道博物館のオーナー様がベーゼンドルファーをし所有されていて普段はナント! 自動ピアノとして活躍しているとか。(もったいない!!)

そのライブは、カイルヴィンセント(元CANDY)という歌手のライブで、そのOpening Act(所謂前座)としてあるボーカルの方のピアノ伴奏をさせて頂きました。

もちろん、事前に弾くことは許されず、ぶっつけ本番で臨みました。

とにかく響きが重厚で、その時期はエレピをメインで練習していたため、エレピの響きに合わせてピアノ伴奏をアレンジしていたのですが、本番ではあまりにも響き過ぎて、音が汚く混ざってしまったような印象を受けました。

クローズドボイシングの和音は特に気をつけないと、倍音が入り乱れてあまりきれいな響きとはなりませんでした。

エレピだと、多少和音の音の組み合わせを適当にしてもそんなに聞き苦しくはならないのですが、ベーゼンドルファーは下手なボイシングだと一発でバレます。

そのかわり、きちんとしたボイシングだとそれはそれは美しい響きで鳴ってくれるのです。

「これがほんもののピアノか!!」と思いましたよ。

ちょうどその頃、グランドピアノを思い切って買おうかと考えていたところで、このベーゼンドルファーを弾いたことでハズミがついてしまいました。

結局、いろいろと試弾した結果、中古のSteinway Sモデル(ハンブルグ1957製)を手に入れたのですが、この経験がなかったらまた違うピアノを買っていたと思います。

ちなみに、私のピアノの変遷は、

小学生〜大学まで  APPOLO アップライト
38歳まで      エレピ(いろんなシンセを渡り歩く)
39歳〜58歳まで   Furstein SE120 (イタリアのピアノメーカのアップライト) % YAMAHAエレピ
58歳〜       Steinway Sモデル ハンブルグ1957製

恐らくSteinwayで最後かなと思います。 お金に余裕が無いのでSteinwayゲットの代償にクルマを手放すということになってしまいましたが後悔はしていません(キッパリ)。 とにかく音が素敵過ぎます。 さすがに、ベーゼンドルファーインペリアルのような桁違いの重厚さはありませんが、小さな防音室にはもともとSモデルしか置けませんしいいんです。 単音でも和音でも、ピアノの音を出すだけでうっとりとしてしまいなかなか練習がはかどりません、というのはウソで、練習が捗らないのは自分の気持ちの問題です。。。。

もう一度ベーゼンドルファー弾いてみたいな♬

嵐山鉄道博物館


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