空を飛んだ話
この話は、弾き語りのライブで文字通り弾き「語る」為に作った散文ですが、自分の夢を題材にしています。
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信じてくれなくてもいいんだけど、
今日、僕は、気がついたら空を飛んでいた。
ニンゲンが空を飛べるなんて嘘だろう? 最初はそう思ったさ。
でも、確かに僕は空を飛んでいるんだ。
鳥が大空をスーーーと飛んでいるのではなくて、まるでUFOのように機敏にアッコッチを飛び回っていたんだ。
目の前には明るく輝く大きな光るモノが見えて、その周りをグルグル回っていたんだ。
どうしてなのかはわからないけど、何故か嬉しくて、無我夢中で羽をバタつかせて飛んでいたんだ。
どこにもで行けるし、誰も僕を捕まえることは出来ないんだ。
そう思うと笑いがこみあげてくる。
地べたを這いずり回っていた頃が嘘のような自由な人生がこれから始まろうとしている。
そのとき、突然、喉に強い痛みを感じて、アタマのながクルクルと回りだした。
僕は、急降下して地面に落ちた。 幸いなことに地面に激突としても痛みは感じなかった。
ただ、身体は動かない。
ほどなくして、あっけなく、僕は死んだ。
残暑で夜半過ぎてもむっとする暑さの中、
やせた駅員がつぶやいた、
こんな大きな蛾は初めてだよ。。。。
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空を飛ぶ夢というのは「気持ちよくスイスイ飛ぶ」夢は「新たな可能性を秘めている」らしい、ただし、「墜落」するのは「挫折を示唆」らしいので、結局うまくいかないのかとがっかりですが、とても示唆に富んだ夢だったので散文にしてしまいました。
みなさんも空を飛ぶ夢を見たことがあると思いますが、いろんなパターンがありますよね。私は、今までは、やっと低空飛行 とか グライダーみたいに低空を滑空する とか 一瞬だけパタパタしてすぐ落ちる とか とにかく高く舞い上がることはなかったので今回の夢にはびっくりでした。
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