老いと趣味の関係性

 昨日、ピアノのストライド奏法の練習がうまくいって気持ちよかったので4時間ぐらいずっとやってました。ストライドというのは左手オクターブでIとIVを交互に高速に弾いていくものでRagtimeやJazzの基本的奏法です。

本当に気持ちよく何時間でも弾けるような感じでしたが、結果的に左手にかなり負担がかかってしまったみたいで、一晩明けた今日ピアノを弾こうと思ったら左手首に激痛が走った。。Ahhhhhhh〜

この歳(59才)で弾き込むのはやっぱり危険なのか。

 あのプログレシブロックのキーボーディストの神様であるキースエマーソンも晩年は右手の筋肉に問題があり鍵盤が思うように弾けなくなって自殺してしまいました。

そうです、歳をとると身体のあちらこちらが痛んでくる、手首、指、腕、、、も例外ではありません。

 もっと若い時にたくさん練習しときゃよかったと思ってももう遅い。歳をとったら少しずつ無理しないで前に進むしかないのです。 痛くなってしまったらその時点で無理をするととことん痛みがひどくなって治らなくなってしまうリスクが大きいのです。

 若い時は、第二の人生でゆっくりと趣味を極めれば良いと思っていましたが、「若いから無理が効く」というのはとても重要な真実であり、若いうちに色々と極めていかないとダメなんですね。

 若い人は、今しかできないと思って色々やったほうが良いと思います。本当に。

 身体は間違いなく朽ちていきます。その境目が50代ではないかと思います。それまでにテクニックを身につけてそれ以降は、身体が朽ちていくのに合わせてテクニックを少しずつ落としていって、その代わりに経験による「味つけ」をしていくのが良い年の取り方かもしれません。60才までにどれだけテクニックを身につけるかですね。

 私なんかはすでに60才一歩手前なので

「遅すぎましたね残念!」

 な口ですが、それでもだましだまし身体を労わりつつ少しずつテクニックを身につけていきたいものです。たとえ指が一本しか動かなくなったとしても。。。

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