洗面台の下から水漏れ→シャワーホースの交換をDIYした一部始終(FB214)

洗面台の下から水漏れ→シャワーホースの交換をDIYした一部始終

今年の1月頃から洗面所付近から下水が逆流したような微かな匂いがしてきて、排水溝付近を掃除したりをチェックしたりしたが特に逆流するような問題箇所は特定できませんでした。微かな匂いなのでとりあえず芳香剤でごまかしていました。

 9月のある日、マンションの排水管の高圧洗浄の日に洗面台下の物をどかしたところ、洗面台の下が濡れているのを発見。最初は排水が漏れているのかと思いましたがそうではなく、水を流すと水がホースを伝って流れ落ちてくることが原因と特定しました。おそらく、洗面台で水・お湯を使うたびに少しずつ水が下に流れていたと思われます。

また水量が少ないときは漏れていないこともわかりました。

 それ以来、洗面台の水量を漏れないレベルギリギリまで絞って使っていましたが、そろそろ寒くなってきてお湯を使う必要が出てきたため修理することにしました。

 早速、洗面台のメーカであるタカラスタンダードのWebsiteから修理の相談をしたところすぐに携帯に電話があり、水周りは直接水周りの部品メーカor水道工事業者にて行って欲しいとのこと。 

 ということで、水道工事業者をネットで探すことにしました。 蛇口のメーカぐらいは事前確認しておいたほうが良かろうということで蛇口を確認したところFB214という文字を確認しました。

 水道工事業者を検索していると、次のようなことがわかってきました。

  ・FB214とはMYMというメーカのシャワーヘッド付蛇口の型番である。
  ・MYMはすでに廃業して存在しないがKVKというメーカがサービスを引き継いでいる。
  ・FB214の水漏れは最近増えてきている。(工事業者の修理例にたくさん掲載されている)
  ・水漏れの原因はシャワーホースからの水漏れである。

そして、なんとこの工事をDIYでやった方がいらっしゃって(にしあんさん)その方法をblogに掲載されていることも知りました!!!

 そのblogはこちらです。

洗面台のシャワーから水漏れ発生、DIYで水栓を交換(MYM FB214-14): DIY(木工&車いじり&ガーデニング&水槽)の日記
まず謝辞。こちらの記事を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。 Aruのよもやまつれづれ日記 築10年の自宅ですが、設備が徐々に傷み出しています。 洗面台のシングルレバー式シャワー(蛇口)から水漏れが発生しました。 シャワーヘッドが伸びるタイプ。朝シャン(死語)もできます。 旧MYM(KVK)の FB...

 水道関係の工事などやったことはありませんでしたが、なんとか出来そうな気がして自分でやってみることにしました。

1. まず事前準備をしましょう。

 1. 交換部品の手配
 2. 工具の準備

   の2点です。

   1. 交換部品の手配

   型番は先のWebsite blogに載っていましたが念のためメーカ(KVK)Websiteでも確認しました。 下のリンクがメーカ公式サイトの該当ページです。

【HC286】旧MYM FB214水栓のヘッド&ホースセット-KVK AQUASHOP 本店
■シャワーホース長さ:1250mm

現物を確認するとFB214の表記のみでFB214-XXX というXXXの部分が書いておらず若干不安でしたが、写真で見る限りは同一と判断して注文することにしました。 部品番号はKVK社のHC286です。シャワーヘッドとシャワーホースが一体となった部品です。

   注文は、楽天他と比較してamazonが一番お安くamazon prime対象商品だったこともあってamazonに発注しました。

 こちらがamazonの商品です。 (2019年8月現在、まだ販売は続けているようです)

Amazon | ●[HC286] KVK 旧MYM品 FB214シリーズ 洗面水栓用ヘッド&ホースセット ケーブイケー | 洗面水栓パーツ
● KVK 旧MYM品 FB214シリーズ 洗面水栓用ヘッド&ホースセット ケーブイケーが洗面水栓パーツストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。

注文の翌日に到着!

HC286 amazonから到着

簡易梱包で説明書等何も入っておりませんが「にしあんさんのblog」で学習済みなので問題ありません。

  2. 工具は、

  (1) スパナ と (2) プライヤー

シャワーホースと洗面台下の水道パイプとの接合ジョイントを新旧ホースから取り外し・取り付けする際に使います。
 
  (3) プラスドライバー
  
   蛇口の下の小さなボルトを緩める・締めるする際に使います。

右からスパナ、プラスドライバー、プライヤー


   写真は今回使った工具です。

  (4) 洗面器

   シャワーホースを洗面台下の水道パイプかせ取り外したあとホースに残っている水抜きするときに使います。

2. 早速工事開始です

その前にどの部分から水が漏れているのか再確認しました。

 シャワーヘッドとシャワーホースの接合部分付近から盛大に漏れていました。普段はシャワーヘッドを使わず蛇口につけたままで使っていた為漏れた水がそのままホースを伝って下に流れていってしまい一見して漏れているとは気づかなかったのが発見が遅れてしまった理由です。 漏れた部分はシャワーを使用する際に一番「力」がかかる部分です。欠陥品かなとも思いましたが築14年では仕方ないですね。 

 工程としては

 A. 旧シャワーホースの取り外し

  ① 洗面台の下のものを全てどける、水とお湯の元栓を閉める。
  ② シャワーホースを水道パイプから外す
  ③ シャワーホースについているジョイントをシャワーホースから外す
  ④ 蛇口下のボルトを緩めて外す
  ⑤ 蛇口の先についている黒い部品を蛇口から抜き取る
  ⑥ シャワーホースを上から引き抜く

 B. 新しいシャワーホースを取り付け

  ⑦ シャワーホースを上から入れて洗面台の下に出す(黒い部品はシャワーホースに通しておく)
  ⑧ 黒い部品を蛇口に差し込み下からボルトで締めて固定する
  ⑨ 洗面台の下でシャワーホース先端にジョイントをはめて固定する
⑩ シャワーホースを水道パイプに接続する

  では、詳細をご説明いたします。

  ①は作業しやすいようにするだけですので追記することは特にありません。 あっ、水道とお湯の元栓は閉めておきましょう。
   
② シャワーホースを水道パイプから外す

HC286交換前の洗面台下。赤と白の部品がジョイント

    シャワーホースは写真のように赤と白色のジョイントでパイプと接続されています。
    それを外すには、まず赤い部分を下に引き下げて(ジョイント自体に矢印が書いてあります)その状態でジョイントを引き抜きます。すぽっと抜ける感じです。 

    抜いた後は、シャワーホースに溜まっていた水を洗面器に流しましょう。

  ③ シャワーホースについているジョイントをシャワーホースから外す

    まずスパナを白い部分に固定してシャワーホースの先端の金属部分をプライヤーで掴んで緩める方向に動かして緩めて外します。

  ④ 蛇口下のボルトを緩めて外す

下から見た蛇口。ネジを外した後。このネジは黒い部品にネジ穴が空いていてそこに嵌るようになっていて黒い部品を固定していました。

 
    蛇口の真下に写真のようにボルトがありますのでそれを緩めて外します。小さなボルトで且つ下からドライバーを回すためネジの頭を潰さないように慎重に作業しましょう。 この作業の際ボルトが下に落ちても見失わないように洗面台の排水溝は閉じておきましょう。

  
  ⑤ 蛇口の先についている黒い部品を蛇口から抜き取る

    ④の写真に写っている蛇口についている黒い部品です。プライヤーで引っこ抜く感じです。

  ⑥ シャワーホースを上から引き抜く
  
    あとはシャワーホースを引き抜くだけです。先端が洗面台下のパイプ穴を通る時に引っかかるので下からドライバーの持ち手部分などで上に押し上げてやればすぐに引き抜くことができます。

    ストッパーのようなものがホースに巻いてある場合はそれを外してから作業してください。

ホースを抜いた後

外した部品(HC286)

  — ここからは新しいシャーヘッド&シャワーホースを付ける作業です。

  ⑦ シャワーホースを上から入れて洗面台の下に出す(黒い部品はシャワーホースに通しておく)

    外す時と逆にシャワーホースを中に押し込んでいきます。パイプ穴を通る時に引っかかりますが少し時計回りに回すとスーッと入っていきました。

 
  ⑧ 黒い部品を蛇口に差し込み下からボルトで締めて固定する

    ボルトを受ける穴の位置を確認しつつ蛇口の穴に押し込んでボルトを締めて固定します。

  ⑨ 洗面台の下でシャワーホース先端にジョイントをはめて固定する

    ホース先端に先ほど取り外したジョイントをはめて固定します。プライヤーとスパナの出番です。

  ⑩ シャワーホースを水道パイプに接続する

    最後にジョイントの赤い部分を押し下げたまま水道パイプに差し込み赤い部分を元に戻すと接続完了です。

  —— この状態で水を出すテストをして漏れがないか確認してください。

  以上で作業は終わりです。 私は蛇口の下のネジを外す際に硬くてネジのアタマをかしめてしまいそうになったため時間がかかり全体の作業時間は30分かかりました。 それがなければ20分で完了したと思います。

  部品代が11千円しかかかっていないため業者さんにやってもらうよりも2〜3万円安く済んだのではないかと思います。他のblogとかを見ていると6万円請求された例もあるらしいので効果絶大ですね。

  にしあんさんのBlogには本当にお世話になりました、ありがとうございました!!

※DIYにチャレンジされる場合は自己責任にてお願いいたします。

メッセージ

  1. biwako laker より:

    にしあんさん、とても参考になりました。ありがとうございました。DIYは苦手な方なんですがなんとか運よくできてホッとしています。

  2. にしあん より:

    琵琶湖基地さん、こんにちは。
    コメントありがとうございます!
    お役に立てたみたいで、良かったです!
    これだからDIYは止められませんね(笑)。
    ちなみに、私は滋賀県に住んでいたことがあります。

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