生き残りに成功しているアーケード商店街 出町枡形商店街
京都市上京区に長さ163mの小さなアーケード商店街があります。アーケード商店街は寂れていくという世の流れに逆らって今現在地元民に愛され活況を呈している出町枡形商店街です。 デマチマスガタ商店街と読みます。

出町商店街東側出入り口(河原町通り沿い)
なぜ枡形という名前がついているかというと、この商店街の通り名が枡形通りだからとのことです。1924年に原型となる商店街が出来て1974年にアーケードが完成、1991年には京都府がお金を出して御影石の石畳が整備され今に至っています。
このように94年の歴史がある古い商店街ですが、2018年現在でも商店街には人が行き来してお店にも来客が絶えません。
広報にも力を入れているようで、
公式twitterアカウント @masugatakun で絶え間なくツイートされているようです。
Websiteはこちらから

アクセスマップ
お店一覧
すごいですね。
商店街を歩いていたら手書きの立て看板があり、そこにはこう書いてありました。
「商店街に物語がある。 主人公はあなたとここに集まる人々そして此処に巣食っている生き物達と個性的な店主達。そう、人は一人で生きているのではないのです。では、ごゆっくり枡形を探検してみてください。」
巣食っている生き物にはネズミやゴキブリといった「害」がつく生き物も含まれているんだろうなと思いながらこの一文にはとても共感しました。
商店街全体に何か暖かい空気が流れている感じがします。
さて、今回ぶらりとした中で特に気になったお店がいくつかあるのでご紹介いたします。
まずは、映画館の出町座。アーケード商店街に映画館があるというのも珍しいですが、出町座自体は商店街にキレイに溶け込んでいて違和感が全くありません。今回は映画は見れませんでしたが、1Fにはカフェと本屋がありカルチャー系の色々なポスターなどが貼ってあって文化的な雰囲気を強く醸し出しています。

出町座(出町商店街内の映画館)外観
出町座Websiteはこちらです。

次に、この商店街には二つの古本屋があります。
一つ目は El Camino (エルカミーノ)です。2018年2月にこの地にオープンした新しいお店です。
なんて言っても店名が古本屋じゃないですよね。英語でThe Roadかな。
店内は明るく整理された新しいタイプの古本屋さんです。外に置かれている山積み本の箱とおしゃれな店内の対比が面白いです。
公式twitterもあります @elcamin47982204 です。
二つ目は 上海ラヂオです。 もう店名からして面白そう。 いつでもお客さんが数人は狭い店内にうろうろしています。DVDも250円とかで売っています。

新しい古本屋
公式twitterもあります @shanghai_radio です。
二つのお店ともに買取りは結構柔軟ですね。どっちがお得かはわからないですが売りたい本があったらBook Offよりもこちらに売りたいですね。
気になったお店、次は、井上果物店です。

井上果物店(出町柳商店街)リンゴの季節は真っ赤
ちょうどリンゴが大量に売られていて、その赤いリンゴで埋め尽くされた陳列棚と真っ赤な値札と真っ赤な看板がドーーーンと視界に飛び込みます。衝撃的な「赤」です。美味しそうな果物がたくさん並んでいました。
最後は、鳥扇です。鳥扇は鶏肉の専門店で、焼き鳥も売っています。あまりにも美味しそうでしたのでネギマ@130円とつくね@130円を注文してしまいました(美味しかったです)
とにかく楽しい出町枡形商店街。
京都御所、下鴨神社、御霊神社からも徒歩で行けますので観光のついでに是非立ち寄ってみてください。
また、すぐ近くに京都で一番キツイおみくじがある音楽・芸事の神様を祀る妙音堂もあります。
メッセージ