大阪肛門科診療所にて痔の分離結紮手術を受けました。その術後56-65日の体験記です。
痔の手術全体のまとめはこちらです。

糸・輪ゴムが取れてから1.8ケ月後まで(術後65日前後まで)
これを書いているのは術後65日目です。
ついに術後2ケ月が経過しました。まだ傷は完全には癒えていませんがほとんど日常生活での痛みは感じません。排便時にはとてもすっきりと排便できますので本当に手術して良かったと排便のたびに思います。 自転車は10日前の診察で解禁となりましたが少し心配なのでまだ乗っていません(どれだけ心配症?!!)
日常生活での痛みはありませんが、肛門内に指を入れるとまだ痛みを感じます。そして最近、肛門が狭く、というか、締まりが良くなっているのを実感します。締まりは良くなっていますが、指を入れると広がって入っていくので大丈夫なのでしょうか。少し心配です。 所謂傷が治っていく過程で縮んでいっているのではないかと思います。それで、夜寝る前に軟膏を指につけて強めにグリグリと拡張するような感じでマッサージをしていますが、その影響かどうかわかりませんが傷の治りが遅くなっているような気がします。
健康な皆様や痔を患っていらっしゃる方でも「肛門に指を入れるなんて出来ませーーん!! 」という方がほとんどだと思います。私もつい最近までそうでしたから。肛門に指を入れると指に便がついて大惨事になるイメージだと思うのですが実際には排便直後でも直腸に便が残っていなければ指にはなにもつきませんし匂いもまったくしません。不思議ですね。 もちろん手は入念に洗いますけどね。 私はレシカルボン座薬を使って直腸内の便を全部出し切ってから指挿入の儀式を行っています。この儀式は、傷が治癒する過程で「縮んで肛門が狭くなる」のを防ぐためにやるんです。慣れてくると肛門も汚い便の出口ではなくて「消化器官の一つ」なんだなとしみじみと思ったりもします。病院から処方される軟膏を指につけてすっと入れるみたいな感じですね。 まぁ未経験の皆さんにはそれでもグロい話だとは思いますが。。。。
まぁ、急がずに今月末完治を目指そうと思っています。幸い5月初旬に胃腸炎を患って以来、お腹を壊したり便秘したりすることはなく順調に排便管理はできていますので先行きは楽観しています。
[追記] 術後67日目
本日、診察に行ってきました。 やはり、傷の具合は前回診察時とほとんど変わらず、11日間のあいだ何も進展していなかったことになります。先生は肛門鏡での診察のあと、なにやら赤い塗り薬を患部に塗りました。「傷の治癒を阻害している余計なものを焼くクスリです」とのこと。うーーん、とりあえずお尻に違和感ありまくりです。
さて、なぜ順調だった治癒が突然ストップしたのでしょうか。これには思い当たるものがあります。ちょうど身内の不幸が術後50日目にあり、その後喪主として葬儀やその後の役所の手続き関係そして実家の中の整理等で非常にバタバタとして関西と関東を何度も行ったり来たりしていました。6月に入って京都に帰ってきたときにはフラフラの状態で、整体に行って脱力するとその後の2日間はほとんど寝ていたという状態でした。 こんな身体の状態では「傷を癒す」ことは出来そうにありません。 ですから、逆に悪化しなかっただけマシかもしれないという感じです。 本当に人の身体って正直だと思います。
しばらくは京都におりますので地元でゆっくりと過ごしてまた傷の治癒最優先の暮らしをしたいと思います。
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>>>>2021/2/12追記
大阪肛門科診療所のお考えにつきましては、副院長の佐々木みのり先生が本を出版されました
題して「おしりを洗うのはやめなさい」です
とてもわかりやすく親しみやすい文章で書かれていますので是非ご一読を!

>>>>追記終わり
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