痔の手術体験記-10 術後4.5ケ月 完治宣言

みなさん、こんにちは、手術する前は痔は生涯の無二の親友だと思っていたびわこ基地管理人のdotchyです。

 私は大阪肛門科診療所にて痔の分離結紮手術を受けました。その術後106日-134日の体験記です。

痔の手術全体のまとめはこちらです。

痔の手術 一部始終まとめ(大阪肛門科診療所での分離結紮手術体験記)
30年以上にわたり育ててきた大きな痔(肛門ポリープと大きな裂肛)の手術の一部始終です。大阪肛門科診療所という自由診療の病院の日帰り手術(分離結紮術)です。今痔でお悩みの方の参考になればと思い記事にいたしました。

治療方針の変更

 今年の三月末に手術をしてから早や4.5ヶ月、7月の前回の記事に書きましたように7月2日の診察で傷が依然として治っておらず、治療方針を変えて「とにかく消毒する」ということになりました。

ポビドンヨードゲルというヨードチンキ界の王様みたいな塗り薬を約7~8時間毎に患部に塗ります、とにかく塗ります、塗り続けます。

塗るとはいっても肛門の中の傷に塗るわけですから普通の塗り方ではありません。人差し指の指先にヨードゲルをつけてその指を肛門の中に入れるのです。だいたい第2回関節ぐらいまでですね。

普通の方々はそれを聞いて非常にビビると思いますが、痔の手術のあとに軟膏を塗るというのはそういうことなのです。活字にすると私もびびりますが、実際には全然たいしたことありませんのでみなさん、びびらないように!!

7月2日から塗り始めて7月末になってもほとんど痛みは変わりませんでした。痛いといっても少しだけなので普通の生活は出来ています。しかし、そこからなかなか良くならないのですよね。

ひと月ほど経過したところであることに気付きました。

 クスリを塗ってから2~3時間後に痛みがなくなるのです。恐らくヨードゲルによって完全殺菌されて一時的に炎症がひいていたのではないかと思われます。

そうです、塗る間隔を狭めて行けばよいかも!とひらめきました。

なんの根拠もありませんが、取りあえず塗る間隔を4時間おきに変更しました。結果的には一日に7~8回塗っていましたね。

それから一週間後、痛みのレベルが一段ぐらいいつの間にか下がっているのに気づきました。普段は少し違和感がある程度、排便後に少しだけな軽い痛み(とは言っても本当にたいしたことない程度)がある感じです。その痛みも数時間後には無くなっています。

 恐らくこの時期に一気に治癒が進んだと思われますが、塗る間隔を短くしたからなのか、たまたまそういう時期だったのか、前回記事でご紹介したように「気の持ちようの改善」によるものなのかはわかりません。とにかくこの時期に痛みのレベルが明らかに変わったというのだけは間違いありません。

1.5ケ月ぶりの診察

そしてそれから二週間、同じ状態が続き、8月13日、前回(7月2日)から42日ぶりの診察となりました。

たいしたことがないとはいえ痛みが継続していたので今までのように、『残念ながら治っていません』と言われるだろうと思っていました。
もうかなり達観していて、年末までに治ればよいぐらいに覚悟を決めていました。

そして、約1.5ヶ月振りの診察です。あいさつもそこそこに診察開始。

触診と肛門鏡、約二分であっけなく診察終了。

まさかの完治宣言

 巌先生が一言、

『おめでとうございます、傷口に薄皮が形成されています。もうクスリは塗る必要もなく、なんの制限も必要ありません。診察もこれで一旦終了です。』

そして続けて、

『いや~~長かった、ほっとしました、数日前にびわこ基地さんが夢に出てきたんですよ、どうなったかなあと心配していたんです』

まさかの完治宣言!!

 私も満面の笑みで「ありがとうございました!!!!」

 先生曰く、痛みを感じるのはよくあることらしいです。少しずつなくなっていくとのことです。恐らく薄い皮がどんどん厚くなっていくのでしょう。

 写真を見せてもらいましたが、前回診察時にはあった赤く露出していた傷口が完全に普通の皮膚になっていて見た感じは完全に無傷の状態に変化していました。

痔の体験記はこれにて終了!

 3月28日に手術をして8月13日に完治宣言です。138日にて完治です!! およそ4.6ケ月です。 大阪肛門科診療所の手術前の説明では長くて90日ということでしたので1.5倍ですね。

 長年に亘って繰り返してきた切れ痔由来の非常に大きなポリープがあってその根本部分にかなり深い傷口の裂肛があるというあまり例がないぐらい大きな症例だったので終わってみればこのくらいはかかるのかも知れないという先生のご発言もありました。 それほど珍しい症例だったようです。

 手術時に深くて大きい裂肛の部分もまとめて一括りにして縛って裂肛で切れた部分も含めて腐って落ちるという算段だったのですが、裂肛の傷が予想以上に深かったので少しだけ傷口が残ってしまったのかなと今となっては思っています(これは先生の見立てではなくて私が勝手にそう思っていることですが)。

 縛って腐って落ちた後の傷口は普通であれば平面のきれいな傷口なのでしばらくすると勝手に治癒していきますが、私の場合は、裂肛の傷が少しだけ残ってしまっていてそれが治癒を遅らせていたのではないかと思います。

 本当にギリギリだったんだなぁと改めて思います。 そんなややこしい症例でも対策を連発して結局それが功を奏して治癒に至ったのでやはり経験豊富な専門医で良かったなと思いました。

<<以下2019/8/26追記>>

 完治宣言から二週間が経過し、残っていたかすかな痛みもなくなりました。排便管理も朝の一回の排便だけで出し切れる確率がだいぶ上がってきました。生活全般がとても快適でいろいろとやる気が出てきて良いことだらけです。

 お尻は人間の身体の中心です。そこに「異変」を抱えたまま生きているということで様々な面で悪影響を及ぼしていたのだと思います。

 特に、身体のバランスに関して痔による悪影響があったのではないかと実感し始めています。

 私はもともと股関節がとても硬くてお尻の筋肉がまったくついていないという情けない下半身でした。ストレッチを一所懸命やってもまったく効果なく、半ばあきらめていましたが、

 今回、完治後、股関節周囲の主に内転筋群が何も筋トレしていないにもかかわらず筋肉痛になってしまいました。更に、今までと同じ股関節のストレッチを行うと今までまったく動いていなかった部分が少しずつ緩んできたのです。それに伴いお尻の筋肉も使えるようになりました。筋肉痛になったのは今まで動いていなかった部分が動き始めたからではないかと思います。

 歩行時に今まではお尻の筋肉もほとんど動いていなかったのですが、今は、その部分が動いて疲労していくのがわかります。 関連性については証明は出来ませんが、痔があったために股関節周りの筋肉に自然と無理な力が入り長年に亘って硬くなってしまったではないかと思っています。今まであきらめていた前屈とカッコの良いお尻を手に入れるためにストレッチと筋トレとウォーキングに励もうと思います。

 という感じで、色々と大変なこともありましたが、無事「痔」も完治し新しいワクワクするような生活が始まりました。

 これを持ちまして、長々と書いてまいりました痔の手術体験記を終わりにしたいと思います。

 長くて読みにくい記事に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!!!!

 

今、痔にお悩みの皆様も良き専門医に巡り合い適切な診断と要すれば手術を受けてお尻の悩みから解放されて楽しい人生がまた送れますようお祈り申し上げます。

<<2019/9/23追記>>

痔の記事終了宣言をしたものの、痔の予防について思うことがあってもう一つ記事を書いてしまいました。

痔の予防・治療のあり方について
痔の原因は出残り便だ! という学説をどのように社会に浸透させていくのかについて考えてみました。50年後、2070年頃にはこの学説が常識化していて、皆が生活の知恵として出残り便とならない生活習慣を身に着けている、そしてその結果痔という病気は一部の特殊な症例を除いて過去のものとなっている、そんな未来になって欲しいものです。

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痔の手術体験記-9 術後2-3.5ケ月
大阪肛門科診療所にて痔の分離結紮手術を受けました。その術後66日-105日の体験記です。最後の最後で一部の傷が治癒せずに残っています。いくつかの治療方法の修正を経て現在は「徹底消毒」という策にうって出ています。さてその成果はいかに?

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