痔の手術についてのQ&A

みなさんこんにちは、長年生活の快適さを阻害してきた痔が治って2ケ月半が経過した緒方です。

さて、恥ずかしながら痔の手術の一部始終をこのblogに綴っているのですが、今般読者の方からご質問がありましたので新たな記事として回答したいと思います。

元記事はこちらです。

痔の手術 一部始終まとめ(大阪肛門科診療所での分離結紮手術体験記)
30年以上にわたり育ててきた大きな痔(肛門ポリープと大きな裂肛)の手術の一部始終です。大阪肛門科診療所という自由診療の病院の日帰り手術(分離結紮術)です。今痔でお悩みの方の参考になればと思い記事にいたしました。

まずは、ご質問から。

Q1 会社に黙って手術するつもりなのですが、術後の仕事は大丈夫そうでしょうか?(現役なら出勤していた、と書かれていましたが‥)

Q2 1時間くらい座るのや満員電車の通勤には耐えられそうでしたか?

Q3 行動は制限されていないですが、術後2週間くらいは長時間出歩いたり旅行に行ったりするのは厳しそうでしたか?

Q4 切り傷の痛さとは、内痔核が切れたときの痛さのようなものでしょうか?痛みの具合に怯えています。

 質問を頂いた方は私と同じ病院で同じ先生に診て頂いているとのことです。是非、先生に私(blg主)の症状とご自身の症状との違いを教えてもらってください

 私の場合は、とにかく成長しすぎて大きくなり過ぎた状態でしたので治りも遅く、おそらく、痛みなども通常の方よりも大きかったと推定されます。

 ですから、ご自身の状態が私よりもどれだけ小さいのか(たぶん大きいという方はいないと思います)を確認して頂くと、すくなくとも私の状況よりは悪くはならないということが推定できると思います。

 ただ、私はもちろん医者ではありませんし症状も身体の状態も痛みに対する感覚も全て人それぞれですのであくまでも患者である私個人の経験ということで読んで頂けたらと思います。

 それでは回答を順番に、

A1 仕事に行けるかどうかについては、私の場合は定年退職後でしたの未体験ですが、もし現役だったとしたらですが、なんとかギリギリいけたと思います。 私のような患部がかなり大きな場合でも大丈夫そうなので、普通の症例の場合は先生がおっしゃる通りみなさん普通な出社されるというのも頷けます。 まぁ出社するけど100%の状態では仕事はできませんよ、という感じかもしれません。 

 座るのは最初の10日間ぐらいは1時間連続はきつい感じでした。満員電車は立っていれば大丈夫だと思います。ただ最初の10日間ぐらいは歩行がかなりゆっくりとなりますので通勤時間帯の駅中では結構注意が必要ですね。ただ、これはあくまで私の場合で、日帰り手術をされる大半の方はそんなにたいそうなことではないように聞いています。会社には内緒とのことですが、その場合でも手術後は「少しお腹を壊している」等で体調が悪いことをアピールしておくと良いかもしれません。継続する痛みでつい歩くとき前かがみになってしまうようなこともあるかもしれませんしお薬を結構たくさん飲む必要があるので「今病気ですアピール」は必要かなと思います。それと有給休暇がとれるのであれば最初の10日間で2-3日は「熱が出た」とかいってお休みするのも良いと思います。

 事情が許すのであれば職場には、例えば直属の上司だけに「内緒にしてね」と断って伝えておくのがベストだと思います。

A2 1時間連続で座るのはしんどいかと思いますがうまく体勢を変えながらであればいける気がします。満員電車は立っていれば大丈夫だと思います。立つのは問題ありません。満員電車で足を踏ん張ったりするときに力が入りにくいかもしれませんが。

A3 私の場合では、2weeksは旅行は無理でした。長時間歩くのも多分無理でした。ただし、旅行なんて行きたくない、長時間歩きたくない という気持ちだったということかもしれません。 恐らく旅行に行けばいったでなんとかなっていたと思います。 長時間の歩行も休み休みにはなりますができたと思います。ただ健康な人と同じ速さで歩くというのは恐らく無理です。 あ、そういえば、持続麻酔が効いている間は結構スタスタと歩いていました。持続麻酔が切れかかって糸がまだとれていない期間(3-4日間)だけが長時間歩けない期間だったと思います。 いずれにせよみんな人それぞれの患部の状態によると思います。

A4 切り傷の痛み=糸が取れてからの痛み は手術前の状態=痔が切れている時の痛みと種類は一緒ですが、「手術前の切れた痛み」の方が痛いような気がします。痔が切れた時の痛みは常時強い痛みですが、手術後の糸がとれてからの痛みは、本当に強い痛みは排便時の一瞬(1-2分)だけです。その一瞬の痛みも手術前の方が痛いような気がします。またこの痛みも患部の大きさによると思います。

 持続麻酔が効いているうちは痛みはそんなにひどくはありません。鈍痛が常時ある感じであまりいい気分ではありませんが。 持続麻酔が効いているうちに糸が取れてしまえばかなり楽ちんと思われます。(前提として痛み止めの薬の服用が必要です)

先生も仰っていましたが、痛みの感覚は個人個人でかなり違うらしく人がこうだから自分はこうだ みたいなことにはならないと聞いています。それでも、私の場合でも、結果的に七転八倒するような痛みではなく「あーーいてぇなちくしょぅ」ぐらでしたので痛みに対してはそんなに恐れなくても大丈夫だと私は思います。

 手術受けて完治後に思ったことは、「もっと早く手術すれば良かった!!!」 これです!!

 手術後完治したあとは本当に生まれ変わったように生活が楽しくなりましたので、みなさんも早く良くなって気持ちの良い生活を取り戻せるようお祈り申し上げます。

>>>>2021/2/12追記

大阪肛門科診療所のお考えにつきましては、副院長の佐々木みのり先生が本を出版されました
題して「おしりを洗うのはやめなさい」です
とてもわかりやすく親しみやすい文章で書かれていますので是非ご一読を!

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>>>>追記終わり

メッセージ

  1. biwako laker より:

    >>ももさま

     まとまりのない文章になってしまいましたが少しだけでも伝わったみたいで良かったです。

     経験豊富な先生ですので、全部お任せしてあとはどーん構えていれば時が解決していくみたいな感じです。不安なことや確かめておきたいことは躊躇せずどんどん先生に質問していくと落ち着きますよ。

     決断してしまえば完治まではまっすぐな道筋ができています。頑張ってくださいね♪

  2. もも より:

    ご丁寧な回答ありがとうございます。
    おかげさまで、手術に対しての覚悟が出来てきたように思います。先生にも色々聞いてみてから決めたいと思います。
    個人差はあると思いますが、痛みに対してそこまで恐れなくて良いとのお言葉がとても励みになりました。
    本当にありがとうございます。

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